Dark side of Crypto

心が闇落ちしてるので真っ当なトレード記事や銘柄分析はプロに任せて私は違う儲け方の話をしようと思う。

 

 

 

日常生活で目にする手法

 

1.MLM

マルチレベルマーケティング」、マルチと言えばわかりやすいでしょうか。
いわゆる無限連鎖する紹介料収入のようなもので、子や孫が買った商品の代金から割合で直系親に入ってきます。子や孫をどれだけ増やせるか、太い親等図を作るかがキモですね。
この手法がメインとなっている銘柄はいくつかありますが、多くがPonziShemeとセットになっていることが特徴です。また、Kucoinのリファラル報酬は直系2親等までもらえたのでMLMだと話題になりましたね。

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2.PonziSheme

「ポンジ」と呼ばれているものです。
投資詐欺の話題で幾度か目にしたこともあるかと思います。
「資金を何日間預けてくれたら何%上乗せするよ」
「その何%の上乗せは後から来る入会者からの資金で賄うよ」
って言うのが大筋です。暗号通貨ではトークンを一時的にロックアップ(預かる)ことでこのスキームを実現しています。
こちらも紹介者報酬のあるMLMと親和性が高いため多くの銘柄で採用されています。一番有名なのはBitconnectですね。州法に抵触していたため、お叱りを受けてトークンは電子のゴミになりました。画像のあたりです。

余談ですが、Bitconnectが死んだ時にBitconnectXやらなんやら類似物が誕生したのも今や笑い話です。

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ここまでは暗号通貨に触れていなくても目にしたこと耳にしたことある話かと思いますが、ここからは私が見てきた一年間「おうおう好き勝手やりなさる」って思った事例を元に話を進めていきます。


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・開発者が逃げたTokenを復活させる

開発者が逃げたと"発表された"場合トークンの価格は著しく下がります。ですが、そこで開発を引き継ぐ人が出てきたら....?トークンの価格が大きく下がった時にしこたま仕込んで作為的にリバを起こすことができますね。

この手法の特徴は何と言ってもピンチをチャンスに変えるところでしょう。開発者逃亡で勢いよく手放したホルダーが慌てて買い戻してくれるであろう、その心の隙を巧についています。
「あの銘柄の開発逃げたらしい」「じゃあ私が開発引き継いでpumpしたろかw」なんて冗談が飛び交う程度にはよくある手法で、それを逆手にとってトレードしてる界隈の狂人達もいます。

いざという時のために、それっぽいGithubとLinkdinを用意しておいても良いかもしれませんね。備えあれば憂いなし。備えあれば嬉しいな。

 

「開発者が逃げた?わかった...俺がなんとかする...!!」
そんな漢気を見せつけつつ荒稼ぎできる素晴らしい手法です。


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・1satoshiで上場させる
ICOが法的に制限がされてる中生まれたグレーゾーン手法です。
日本人を対象としているにもかかわらず日本の法律ではICOが行えないため、直接取引所でトークンを販売する形になってましたね。数億(数百BTC)くらいがちょうど良い量かもしれません。

煽ってくれそうなインフルエンサートークンあげるからとマーケティングしてもらいましょう。エアードロップをつけておくと知名度向上に一役買ってくれます。
ホワイトペーパーを書けない方でもご安心ください。インドや中国にはホワイトペーパーを描いてくれる業者があります。安いところで10万円くらいのようです。中身は適当にそれっぽいのコピペと単語の入れ替えでいいでしょう、技術的なことは話さなくてもトークンメトリクスだけ良い感じにして、全体的にそれっぽい感じにしてポエムの一つ二つ載せておけば多分大丈夫です。

プロジェクトの成否云々より大事なことは「誰かに買わせる」ことです。
海外ではトークン売り出して開発進めずに集めたお金でバカンスばかりしてるところもあるようです。

1satoshi上場スキームでバカンス生活しませんか?

 


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・縁故枠でぼろ儲け
代理店売りです。トークンの仕入れを後から行えれば金銭的リスクは限りなく小さくなりますね。優秀な売り子を見つけて特約契約と銘をうって安く売ってあげればその子も喜ぶこと間違いなし。

それっぽい謳い売り文句をどこからか引っ張ってきて、お金のなさそうな有名人に名前を借りましょう。オススメは「あの超有名人◯◯氏が云々」「今回特別に縁故枠を抑えることができました」です。小さな会議室借りて、50万円くらいで作れそうな簡単なモックアップアプリの実演しても良いかもしれません。「なんか凄そう!」感をひたすら演出するエンターテイナーの資質を発揮していきましょう。


購買力があって手を出したがる層を狙い撃ちにして、トークン価格が1/10になっても自分はボロ儲けだぜーって笑いましょう。

 

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ここで紹介した手法はまだまだ一部です。これからどんな手法が出てくるのか、カオスな暗号通貨らしさは返ってくるのかなど楽しみですね。

 

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それでは、良いクリプトライフを。